仏教の教えのブログスタート
仏教のブログを作ってみました。
趣味で長年、仏教に親しんできました。探求心が旺盛ですので、あれやこれやと調べたり、実践を続けてきました。そういう今までの勉強やら経験を踏まえて、仏教関係のブログを作ってみようと思いました。
仏教といいましても大変広い世界です。仏教のことを知らない方は、おそらくご存じではないと思いますが、2600年近い長い歴史があり、その歴史の中で変遷してきました。
原始仏教が仏教の根本
一番最初にお釈迦さまが説いた仏教は「原始仏教」という位置付けになっています。つまり、正真正銘の本当のオリジナルの仏教が原始仏教ということですね。
原始仏教の後、部派仏教が出てきて、初期大乗、中期大乗、後期大乗というように新しいかたちの仏教が登場します。
1200年代(日本では鎌倉時代)になってからは、イスラムに攻撃を受けて、仏教は大打撃を受け、インドで仏教はほぼ消滅してしまいました。
インドで仏教が滅ぶまで原始仏教は主流だった
ちなみに仏教が消滅するまでの約1800年の間、仏教での主流は原始仏教でした。イスラムに攻撃されて滅亡するまで仏教といえば「原始仏教」です。
途中で、大乗仏教に取って変わったわけではないんですね。最後まで原始仏教(部派仏教)が、インド仏教の主流でした。
またインドにおける大乗仏教といえば、初期大乗の中観派と、中期大乗の瑜伽唯識派の二派のみになります。
日本で知られている法華経、阿弥陀経を基にした仏教は、インドでは大乗仏教には該当しません。日本の仏教は、仏教もどきというのが本当のところです。
ここは、意外と勘違いされていますので、注意が必要です。
仏教はアジアに伝播
仏教はアジアの各国に伝播していきます。原始仏教(部派仏教の分別説部)は、スリランカで伝わり、タイ、ミャンマー、カンボジアへと伝播していきます。いわゆる「テーラワーダ仏教(南方仏教)」ですね。
日本では、中国を経由して奈良時代に、仏教が伝わっています。日本の仏教は、中国製の仏教です。支那仏教(しなぶっきょう)です。
日本の仏教のほとんどが、中国で製作されたチャイナ仏教です。日本は、チャイナ仏教を輸入しています。
しかもインドでは大乗仏教にも入っていない亜流の仏教です。そうしたチャイナ仏教が日本の仏教であり、日本の仏教は中国の影響下にあります。お世辞にもオリジナルの仏教とは言いがたいところです。
しかしオリジナルの仏教(原始仏教)の精神は、日本にもしっかりと受け継がれています。日本の文化の中にも深く定着しています。
ブログの方針など
このブログは、原始仏教を中心に書き連ねていこうと考えていますが、仏教に限らず、スピリチュアルなものまで幅広く取り扱っていこうと考えています。
なおこのブログは、特定の宗教団体との関わりは一切ありません。原始仏教を標榜する新興宗教もありますが、まったく関係がありません。ちなみに原始仏教を標榜する新興宗教の教義は、ほぼほぼ100%間違っています。当ブログは、私個人による研究と実践、解釈になります。
仏教といえば「宗教団体」と関連されて、誤解や偏見も少なくありません。が、本来の仏教は、宗教団体のように教団を構えたり、教祖という絶対的な指導者は認めていません。
自由な空気があり(かといって本能のおもむくままの自由という意味ではありません)、束縛やこだわりの無い集いだったようです。
そういう本来の仏教の空気感をも紹介してまいりたいと思います。
ということですが、まあ、気楽にやっていきたいと思います。