仏教の「天界」とキリスト教の「第七天国」
今日はキリスト教(ユダヤ教、イスラム教も含むアブラハムの宗教)における霊界と、原始仏教が伝える霊界との相似についてのお話しです。
キリスト教(ユダヤ教、イスラム教も含むアブラハムの宗教)では、天界を「第七天国」といって、七つの階層から成り立っているとしています。
一方、仏教(ブッダ)は、天界を
・無色界
・色界
・六欲界
の三層に分かれていることを発見していますね。
https://www.bukkyouoshie.com/tenkai
で、六欲界は、
6.他化自在天
5.楽自在天
4.兜率天
3.夜摩天
2.三十三天
1.四大王天
にわかれていることも発見しています。
https://www.bukkyouoshie.com/rokuyokukai
しかし無色界と色界は、禅定ができないと決して行けない特別な天界(梵天の世界)です。ですので、
7.梵天(無色界&色界)
6.他化自在天
5.楽自在天
4.兜率天
3.夜摩天
2.三十三天
1.四大王天
というように、天界をザックリと七層に分けることもできます。
第七天国
ところで、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教では、天国を7つに分けています。第七天国(Seven Heavens)です。それは、
- 第7天・・・大天使ミカエル/支配者:アラボト
- 第6天・・・大天使ガブリエル/支配者:マコン
- 第5天・・・大天使サトクィエル/支配者:マオン
- 第4天・・・大天使サハクィエル/支配者:ゼブル
- 第3天・・・大天使バラディエル/支配者:シェハキム
- 第2天・・・大天使バラクィエル/支配者:ラキア
- 第1天・・・大天使シドリエル/支配者:ウィロン
とはいっても、キリスト教的な天界のことは知りません^^;
分類だけをもってして「仏教と同じ」とするのは早計ですが、アブラハムの宗教でも七層に分けているのは興味深いところですね。
シルバーバーチ「霊訓」では第七天国の分類を否定
ちなみに世界三大霊訓の一つであるシルバーバーチ「霊訓」。シルバーバーチ霊団は「天国が七つに分かれているのは間違い」と言っています。「実際はもっと多層であり複雑である」とか。ふむふむ。
このことの信憑性はわかりませんね。古の時代から伝えられている第七天国の分類が適切なのか。
それともシルバーバーチ霊団が言うことが適切なのか。
分類の仕方はいろいろとありますので、白黒を付けることはできないでしょうね。
霊界情報は原始仏典に一目を置く理由
霊界情報は、いろんな情報があります。が、原始仏教における霊界情報は、おそらく最古でありながらも世界でもっとも緻密に分類しつくした信頼の置ける情報ですね。
なんといっても神通力で天界などの異次元の世界を見聞しているのが、ブッダのみならず、数多(あまた)の阿羅漢も見聞しているからです。
そういった大霊能者集団がまとめたのが原始仏典(パーリ仏典)でもあります。で、その原始仏典による情報です。一目おかざるを得ません。凡百の霊能者情報とは違いますね。
おまけ
ちなみに「第七天国」といえば、Perfumeの「Seven Heavens(第七天国)」を思い起こします^^;
この曲は、黒鍵を適当に弾きながらのアドリブ的なイントロが印象的なんですが、シンプルなコードワークがよく、なおかつお経のように木魚をポクポクポク♪と奏でているのが、まさに第七天国なんですね。
Perfumeの「Seventh Heavens(第七天国)」は、まさに天国音楽です。仏教的にいえば「天界音楽」ですね。ポクポクポク♪
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